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[標本番号:No.141   採集日:2007/03/10   採集地:山梨県、道志村]
[和名:マルバハネゴケ   学名:Plagiochila ovalifolia]
 
2007年3月19日(月)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 山梨県道志山地(標高950m)での沢底の転石を緑の苔類が被っていた(a, b)。茎は長さ3〜4cm、葉は瓦状に重なり卵形、葉の縁には18〜25ほど歯がある(c〜f)。背縁は外曲し、基部は茎に流下する(e)。葉身細胞は30〜60μmで、表面は平滑でトリゴンは小さい(g)。合焦位置を変えると、大きなトリゴンがあるかのようにみえてしまう。油体は一細胞に4〜8個、楕円形で微粒の集合。腹葉はほとんど見つからない。葉の横断面をみると、細胞膜は薄い(i)。茎の表皮細胞は薄膜で、内部に中心束はない(j)。
 どうやらハネゴケ属のマルバハネゴケ Plagiochila ovalifolia らしい。昨年11月に出会っていらい二度目になる(覚書2006.11.2)。