2003年1月7日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 ゆえあってこのところ人様の顕微鏡が手元に群がっている。いずれも元々自分で所有していたもの(a, b, e)よりも高級なものである。頼まれたこともあり、年末から正月にかけて、これらを分解整備してきれいに清掃した。その道の達人の手をお借りして整備を終えたもの(f)もある。返却前に整備状態と「見え」を確認しておかなくてはならない。
 2001年にも「見え」を比べている(雑記 2001/8/19)が、当時のオリンパス2台[単眼、CH2](a, e)は相変わらず現在もメインの機種である。黒い三眼[S-ke](b)は鏡基部分にガタツキがあり撮影が面倒なので前回は登場させなかった。また、白い三眼[LABOPHOT](c)、オリンパス三眼(d)や最近レンズを購入したニコン[BIOPHOT](f)もこの際比較してみよう。
 ちなみに(a)はもともと外部光源を利用するタイプで反射鏡がついていた。日常は簡易光源を反射鏡の差込穴に固定して使っている。この簡易光源はかなりの熱を持つので、つい長時間つけっぱなしにしたためにサンプルが煮えてしまったことが何度かある。
 (a)〜(f)まで価格・年式・性能はピンからキリまであり、デジカメより安く入手できるものから乗用車なみの価格まである。(a)〜(e)の対物レンズはアクロマートで一部プラン、(f)はプランアポであり、コンデンサはすべてアクロマート。いずれも購入からはかなりの時間が経過しているが、肉眼できのこを観察する上では極端な性能差は感じられない。ただ、肉眼で見えたような状態に撮影できるかどうかとなると話は別だ。ちょっとした性能の差が露骨に現れることもある。
 前回は対物100倍の油浸レンズを使ってヤシャイグチの胞子を見比べたが、今回は40倍の対物レンズを使ってセイタカイグチの胞子を見ることにした。いずれの顕微鏡も油浸100倍の対物レンズを備えているが、今回は油浸レンズは使わない。今朝はこれら顕微鏡の写真を撮っているうちに時間がなくなってしまった。「見え」の比較は明日撮影することにしよう。

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