2003年6月16日(月)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 ピスを使うと比較的楽に薄片がつくれる。とはいっても、かなりの慣れが必要であり、口で言うほど簡単には薄く切れない。そんなときに簡易ミクロトームを使うとわりと楽に薄く切ることができる(雑記2002.6.13)。ここにあらためて簡単に簡易ミクロトームを作成する方法を紹介しよう。
 用意するものは使い捨ての簡易注射器だけでよい。2.5ccサイズのものが手ごろで、東急ハンズなどで100〜120円ほどで入手できる(a)。外筒の頭部をカッターなどで切除する(b)。切り口が多少曲がっていても影響ない。これにピストン部を逆に差し込めば出来上がりである(c)。内径とほぼ同じような太さのピスに資料を挟んで差し込む(d)。一端捨て切りをした後、わずかにピストン部を押してから切ればよい(e)。慣れると比較的楽に15〜20μm厚に切り出すことができる。
 これはまさに、昨年紹介した「簡易ミクロトームの製作と活用」でいうところのA型である。10ccの注射器では内径がやや大きすぎるので、2.5ccのものが手ごろである。また固定用の釘はなくてもほとんど影響ない。なお、太目のピスも使えるよう5cc注射器でも作っておくとよいだろう。最近はとみに視力が衰えているので、外出時などはこのインスタントミクロトームにしばしばお世話になっている。一度お試しあれ。

日( )