2006年9月17日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 スジチャダイゴケで遊んだ。雨のなか飛び出し損ねて臍の緒を中途半端につけたままのペリジオールがあった。そのまま乾燥させると面白い姿になった(a)。まず、チャワンの頭部がふさがった若い菌を切断してみると、ペリジオールを保護するように白い膜がある(b)。次に、ペリジオールをすべてはじき出した殼皮を切り開いてみると(c)、外側の毛は縁にまでしっかりとついている(d)。ふだんならペリジオールを切断して胞子を観察するのだが、今朝は趣向を変えて、殼皮の部分を薄切りにしてみた(e)。三層からなっていて、最外層には毛が生えている(f)(雑記2005.8.25)。
 
 
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
 この雨で近場ではツネノチャダイゴケが今を盛りと多数発生し始めた。まだ表隔膜が剥がれていない若い個体が大部分で、一部の成菌は雨でペリジオールがすっかり飛び出したものばかりだった。同じくハタケチャダイゴケも多数みられるようになってきた。

日( )
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