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先日狭山や川越で採集したきのこの胞子を覗いた。今朝アップしたのは、それらのうち、ナラタケモドキ(a, b)、ニガクリタケ(c, d)、オニイグチモドキ(e, f)だ。ニガクリタケの胞子は水道水で封入したときは紫色だが(c)、KOHで封入すると黄褐色になった(d)。オニイグチモドキは胞子表面に合焦(e)したものと、胞子輪郭部に合焦(f)したものだ。
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乾ききっていたようにみえたオニイグチモドキからは胞子と多数のウジ虫が落ちていた。フィールドで見たときは、すっかり干からびていて、オニイグチなのかオニイグチモドキなのか分からなかった。胞子をみると、オニイグチの胞子とは明らかに違う(雑記2006.6.30)。 これらの胞子は、いずれもカバーグラスに落としたものを撮影した。胞子観察に特別な技術は何もいらない。ベニタケ類、チチタケ類では、メルツァー液で封入するが、多くのきのこはそのまま水道水で封入すればよい。最初からカバーグラスに胞子紋を落とすと楽だ。 |
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