2009年7月12日()
 
ミズゴケタケ
 
 北海道大学大学院 農学院 環境資源学専攻 北原涼子さんが、ヤマドリタケ節のきのこを求めています。詳細は「指名手配のきのこ」を参照してください。是非ともご協力をお願いします。
 栃木県の山にミズゴケを求めて入った。地図にもないほど小さな湿原を主体に歩き回った。探せば長径十数メートルにも満たない名もなき小さな湿原がいくつもある。そこにはミズゴケやモウセンゴケをはじめ、多くの湿性植物が生え(k)、モリアオガエルが棲んでいた。
 複数種のミズゴケから、傘径3cmに及ぶミズゴケタケが多数発生していた(a〜d)。ミズゴケタケの胞子には微細な疣がある(e, f)。胞子はメルツァー試薬で赤褐色に染まる(f)。一方そっくりな姿のミズゴケタケモドキの胞子は平滑である。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 ミズゴケタケの他にも、微少な白色系きのこ(g)、柄の捻れたイッポンシメジ属(h)、柄が暗紫色のイッポンシメジ属(i)、キミズゴケノハナ(j)をはじめ、他にも数種類のきのこがミズゴケの中から出ていた。目を上げるとモリアオガエルの卵塊があちこちにあった。

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