2018年11月19日(月) 龍王峡鬼怒川遊歩道のコウボウフデ
 栃木県北部にはコウボウフデの出る場所がいくつもある。なかでも宇都宮大学船生演習林では数十年前から、毎年数多くの子実体が出る。だから、栃木県きのこ同好会のメンバーの中にはコウボウフデはどこにでも出るありふれたきのこだと思っている人も多い。しかし、全国的にはどこにでも出るきのこではなく、どちらかといえばかなりの稀菌といえよう。
 鬼怒川遊歩道を初めて歩いたのは数十年前の川口市在住の時だ。当時は年に1〜2度ほどしか訪れることはできなかったが、日光に転居してからは自宅から25Kmほどしかないので定点観測地の一つになった。しかし2015年にはコウボウフデには出会わなかった。
 2016年11月、紅葉を愛でつつ龍王峡の鬼怒川遊歩道を散策している折に、偶然にも遊歩道の足元にコウボウフデが出ていることに気づいた(同2016.11.3)。日光市では初めての出会いとなった。一度は出ても翌年も出るとは限らない。そこで昨年も今年も注視してきた。
 2017年は5月と9月に出遭った。5月に発生したものはミイラにはならず3週間ほどで消滅した。9月に発生したものは10月いっぱい胞子をまき散らしていた。そして、今年2018年にも9月に発生を確認できた(同2018.9.17)。そして先日(11月16日)にもいくつかはよい状態で残っていたが、大部分はミイラ化が始まっていた。3年続けて同一地域に出たのだからここも今後毎年発生する確率が高い。今年は昨年よりも発生数も多く、その場所も昨年よりも広がっている。
 
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 このところ昼間は暖かくても朝晩は寒いので、11月14日から5日間毎日連続して夕食は鍋物になった。昨夜の鍋には豚細切肉を200gも入れてしまった。


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