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オオシトネタケの胞子で遊ぶ | |||||||||||||
先日塩谷町の尚仁沢湧水群遊歩道で採取(雑記2019.5.20)したオオシトネタケの胞子を、水道水(a, a')、フロキシン(b, b')、コットンブルー(c, c')、3%KOH(e〜f')などで染めて遊んだ。 この胞子は表面を覆う組織がきれいな網目模様を呈していて水道水で封入しても、対物レンズ40倍で十分にその様子はよくわかる(a, a')。ここで、(a)とか(b)として表示されている画像は胞子の表面に合焦したもので、(a')とか(b')などのように( ')のついた画像は胞子の輪郭部に合焦したものだ。また(d)と(d')は対物レンズを油浸100倍でみたもの。 胞子表面の網目は3%KOHで封入すると、しばらくの間は水道水で封入した時とほぼ同様に見えるが(e, e')、5〜6分ほど放置すると様子が変わる。表面の組織の網目が曖昧になり(f)、全体に透明なゼラチン質のような見え方に変わる(f)。さらに長時間放置すると、表面の網目部分はほとんど見えなくなってしまう。30%KOHで封入すると、直後からこういった状態になる。 |
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