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[標本番号:No.1108 採集日:2011/07/13 採集地:熊本県、五木村] [和名:ヒメクジャクゴケ 学名:Hypopterygium japonicum] | |||||||||||||
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今日もまた引き続きクジャクゴケ属 Hypopterygium の蘚類を観察してみた。昨日アップしたヒメクジャクゴケ(標本 No.1103)とは全く別の場所で採取したもので、やはり石灰岩壁の至る所に小振りの群落を作っていた(alt 650m)。現地で枝の腹葉をルーペで見ると中肋が葉の中央付近までしかないものが目立ったので(k)、標本として持ち帰っていた。 今朝改めて枝の腹葉をみると、同一の二次茎からでた枝において、腹葉の中肋が葉先に達しているものと、途中で切れているものの両者が混在していた。どちらかというと、中肋が葉先に達しているものの方が多い。葉身細胞の大きさは、側葉中央部では16〜21μm、腹葉中央付近では18〜25μmだった。 このクジャクゴケ属蘚類も朔をつけたものはなく、枝が非常に密に出ているせいか、団扇状に広がった葉が厚みをもっていた。ちょっと見た目には標本No.1103とはかなり違った印象を受けた。しかし、この蘚類もヒメクジャクゴケ H. japonicum としてよさそうだ。 |
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