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観察覚書で取り上げてきた種が最近ようやく300種を越えた。200種を越えたのが2008年4月頃だったから、そこから1年半以上経過している。もっとも、意識的に取扱種を増やそうとしてきたわけではなく、たまたま観察した結果の積み上げによるものだ。 ただ、例外はある。ミズゴケだ。できれば国内産のミズゴケはすべての種類を観察してみたいと思っている。それも既に標本庫に収録済みの標本ではなく、自らの手でフィールドから採取した標本を観察することだ。というのも、ミズゴケから出るきのこ、あるいはミズゴケからしか出ないきのこについて、新知見をさらに積み上げて行きたいと思うからだ。 今日現在、標本番号は836を越えた。このうち観察覚書に取り上げたのは655件。その結果として取扱種数が302、不明種が17となっている。これらのうちナンジャモンジャゴケ(標本No.495)とヒマラヤナンジャモンジャゴケ(同No.496)の2種については、講座の折りに供与された博物館収蔵の標本を観察したものなので、例外という取り扱いだ。836件−655件=181件となるが、これらの多くはすでに観察覚書に何度かアップしている種のため取り上げなかったが、80〜90点ほどが菌類を伴ったミズゴケだ。 観察覚書で取扱種が400を越えるのは何年先になることだろう。それまで肉体的・経済的に堪えることができるのだろうか。日々の暮らしが第一であり、気力と意欲だけでは続けられないことを、このところ痛感することが多くなってきた。 |
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