2003年1月21日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日の雑記(2003/1/20)でヒメツチグリ科のキノコについて、「弾糸は厚膜で途中には分岐などもみられない」と記述したが、何となく気になったので今朝再び少していねいにさがしてみた。まず柄付き針で弾糸を少し取り、スライドグラスに乗せてみた(d)。この範囲をすべて調べてみようと思い、倍率を上げて探してみると、2カ所に分岐がみられた(e, f)。ただ、(d)の視野の中のすべての弾糸についてたった2ヵ所にしかないほど分岐は少ない。クランプらしき痕跡がないかと探してみたがこれは見つからなかった。ついでKOHとメルツァー液で色がどのように変わるかもみたが、特に茶褐色に染まるとか黒くなるといったような反応はない。Geastrum fornicatumに近いような気がするが、とりあえず、内皮基部の柄の様子と孔縁盤付近を中心に撮影したものを再度取り上げておいた(a〜c)。

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