2003年12月31日(水)
 
胞子紋損壊!
 
 「きのこの話題」に「胞子紋のこと」を書いたのは2001年11月16日のことだった。その最後の部分で [胞子紋をよい状態で保存する] という見出しで、若干の注意事項にも触れた。つい最近激しい振動を加えてしまい400種ほどの胞子紋をダメにしてしまった。
 このところのパソコン関連の機器類の処分に伴ってのゴタゴタのなかで、胞子紋を納めた箱の山を60cmほどの高さから落としてしまった。中を確認すると、一部のスライドグラスが破損し、何種類かの胞子が箱の中に飛散していた。こうなるともはやサンプル的価値は全くない。落としたのは4箱、あきらめて100枚入りケースの中の胞子紋、計400枚はすべて捨てた。
 紙に採取した胞子紋ならこういった事故は起こらないが、スライドグラスに採取した胞子紋の場合は、激しい振動は致命的である。ケースの落下は最悪であった。100枚単位でダメになってしまう痛手はかなり大きい。被害を最小限に防ぐためにも何らかの工夫をしなくてはなるまい。

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