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今朝は、先日(雑記2004.1.21)とは別のケシボウズでコットンプルー染色性をみた。素材は2002年12月31日に愛知県の伊良湖岬で I 氏によって採取されたものである。昨年12月4日に伊良湖岬で採取したものの中にほぼ同一種(Tulostoma adhaerens)が見つかった。ここではコットンブルー染色性の素材として扱っているだけなので、種の詳細についてはとりあげない。 対物40倍でみても、成菌にも厚壁タイプと薄膜タイプの2種類の菌糸があることがわかる(a)。薄膜の菌糸は、先日ナガエノホコリタケ幼菌の中にみたものとはタイプが異なるようである。最初にコットンブルーを注いで1時間ほど放置した(b)。厚壁タイプの菌糸はかなり青くなっているが、薄膜タイプは殆ど染まっていない。染色反応を促進させるためにターボライターでスライドグラスごと熱した。するとみごとに鮮やかな青色になった(c)。 同じものを対物100倍の油浸レンズでみたのが(d)〜(f)である。両タイプの菌糸ともにコットンブルーで青くなっているが、薄膜の菌糸は表面の粒点こそ明瞭に染まるが、菌糸そのものの染色性はかなり弱い。 |
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