|
|||||||||||||
昨日都内目黒区〜渋谷区の数ヵ所でスダジイ老樹を数十本チェックした。一昨年は4月22日、昨年は4月21日にカンゾウタケの発生を確認したが、今年はまだ全く面影すらなかった。 今朝は自宅団地で採取したキクラゲを覗いて楽しんだ。この仲間の胞子紋はいずれも白色なので、写真にはなりにくい。カバーグラスにとった落下胞子を水(a)、フロキシン(b)、コットンブルー(c)でみた。この順に胞子サイズが小さくみえるのが面白い。 次にブヨブヨから切片を切り出した。これも水(d)、フロキシン(e)、コットンブルー(f)で確認した。対物40倍まで上げてみるが、キクラゲの担子器は、フロキシン(g)でもコットンブルー(h)でも、いずれにしてもわかりにくい。対物を油浸100倍で見るとさらにわかりにくくなる。 これまでキクラゲの背面(非子実層面)はあまりていねいに見たことがなかった。図鑑などによれば「直立した毛に密におおわれ」「毛は壁が厚く、円筒状」などと記述されている。アラゲキクラゲほどではないにしろ、かなり厚い壁を持っていることを再認識した(i〜l)。 |
|||||||||||||