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このところの雨のおかげで、ウッドチップを敷き詰めた公園では多くの種類のきのこが多数見られる。さいたま市の公園でもヒトヨタケ科、オキナタケ科のキノコばかりではなく、色々な種類のものがでている。常連ばかりとはいえ、ちょっと数え上げても10数種類にはなる。 大きな群落をなして特に目立ったのはツバナシフミズキタケ(a, b)、シロフクロタケ(c, d)、ツブカラカサタケ(e, f)であった。ツバナシフミズキタケにいたっては、辺り一面に足の踏み場もないほどに発生している場所もある。そしてそれらに混じってザラエノヒトヨタケとかネナガノヒトヨタケ、ワタヒトヨタケ、ビロードヒトヨタケなどが見られた。 シロフクロタケは傘径3〜5cmほどの小さなものから、傘径20cm・柄の太さ2.5〜3.5cmほどの大きなものまで多数が見られた。このきのこはさいたま市ではウッドチップ上に、ほぼ通年見られるうえに、ヒダ切片切り出しがとても楽なきのこである。顕微鏡観察初心者がヒダ切片のプレパラートを作成するには最も適したきのこの一つだろう(雑記2002.4.22、同2003.11.15)。 |
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