2004年6月17日(木)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日、仕事先から近かった川越の自然林に行ってみた。ちょうど一週間ぶりであったが、きのこの発生状況はすっかり変化していた。先日あれほど沢山みられたテングタケ類がほとんどみられない(雑記2004/6/10)。ムラサキヤマドリタケの姿も全くない。
 背丈2〜3cmほどのミニ盆栽のようなテングタケ科のきのこが多数みられた(a, b)。持ち帰って調べてみるとアカハテングタケであった。散開型のヒダはテングタケ属の特徴である(c)。キツネタケ属のきのこ(d)の胞子は丸くて刺に被われたものが多い。メルツァー液(e)とフロキシン(f)で染めて、輪郭部に焦点を合わせて撮影した。
 先日同様コバヤシアセタケはそのまま残っていたが、そのほかにもいかにもアセタケ属と思われる小型菌がかなりでていた(g, h)。胞子は楕円形で平滑である(i)。ヒダを切り出してみても縁にも側にもシスチジアがみられない(j)。ヒダ実質は並行型でクランプを持つ(k)。担子器(l)を単独で取り出すことはできなかった。今朝は検索表をたどっている時間はない。

日( )