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ケータイで顕微鏡写真を撮ってみた(a, b)。被写体はコウボウフデの胞子と子嚢である。昨年幼菌に子嚢を確認したときに作成したプレパラートを写した。何も染色せずにラクトフェノールで封入したプレパラートは、作成時に比較するとコントラストが弱くなっている。対物40倍レンズで観察し、ケータイのレンズ部を接眼レンズに近づけてシャッターを切った。 このケータイはひと月ほど前に1万円少々を出して買い換えたものだ。画面はカラー、130万画素のデジカメやらGPS機能まで備えている。しかし、これまでデジカメ機能は使ったことがなかった。いわば写し初めである。接眼部にケータイを近づけて撮影した。単眼顕微鏡(a)と双眼顕微鏡(b)で試みたのがこの2枚である。 接眼部から少し浮かせ鏡筒部を支点にして指先で支えながら撮影した。この写真からでもコウボウフデの子嚢がわかる。ケータイのカメラ機能もまんざら捨てたものではない。撮影技術があれば、さらに鮮明な映像を得ることもできるのではあるまいか。 |
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