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先週、川俣温泉近くの林道脇の斜面でマツバシャモジタケに出会った(a〜c)。この日であったものは、典型的なマツバシャモジタケらしく、柄は円筒形で頭部とはやや色が異なり、表面は粒点でおおわれている。まさに松葉の先にシャモジを付けたようだ。 スライドグラスに採取した胞子(d)をみた後、頭部を輪切りにしてみた(e)。メルツァー液を加えると色が変った(f)。柄付き針の尻でカバーグラスを軽く突くと、子嚢がひとつ飛び出してきた(g)。子嚢の先端は無弁子嚢で頂孔がメルツァーで青く染まる(h, i)。(i)は予めKOHで前処理をしてからメルツァーを加え、水洗したものだ。 今年6月27日いわき市で出会ったマツバシャモジタケ(j)は、柄が扁平であり、特徴的な粒点などはみられなかった(雑記2004.7.1)。比較のために胞子(k)、子嚢(l)を並べてみた。このマツバシャモジタケは胞子がやや小さめであった。 |
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