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昨年末に新鮮なハナビラタケをいただいた(a, b)。ユニチカ(株)中央研究所きのこ開発グループからのプレゼントである。ユニチカでは「白幻鳳凰」という商品名で顆粒状にしたハナビラタケを販売しているが、いただいたものはやや色味のついた純白に近い姿をしていた。 先に凍結乾燥標本のハナビラタケからプレパラートを作った(雑記2004.12.19)。そのおりのサンプルでは子実層やら担子器をみることができたが、今回いただいた生きのこからは、子実層やら胞子などをみつけることはできなかった(c)。しかし、フロキシンで染めてみると花びらの表面付近の組織を楽しむことができた(d, e)。成長点付近の姿をみているかのようで面白かった。切片作りは凍結乾燥標本からのものと比べてとても楽である。 早速雑煮の具として使わせていただいた。これまで夏には何度もハナビラタケを食べてきたが、まさか年末やら正月にハナビラタケを味わえるとは思いもよらなかった。ユニチカの皆さんありがとうございました。 |
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