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さる5月3日に持ち帰ったオオシャグマタケとシャグマアミガサタケの件である。12日までは保水が不足していたのか、シャグマアミガサタケはかなりしぼみ、オオシャグマの方はあまり大きな変化はなかった(雑記2005.5.13)。13日からは、発泡スチロールの皿には常にたっぷりと水を張るようにした。溢れるほどの水の上に濡れティッシュ、その上にきのこである。 満々とたたえた水の効果は抜群だったようだ。シャグマアミガサタケは再び生気をとりもどしたようにみえる。オオシャグマタケはかなり大きくなり、頭部は完全に熟している(a)。3日時点とは印象からして変わった。もちろん13日時点からも随分変化した。 今朝はこのオオシャグマタケを覗いてみた。いい加減につまみだしてみても、熟した子嚢と胞子がみえる(b)。高倍率でみると、両端に嘴状突起を持ち、細かい網目状の模様をもった胞子が明瞭にみえる(c)。悪のりしてフロキシンをたっぷり加えたらすさまじい色になった(d)。フロキシン染めのまま、胞子表面(e)と輪郭部(f)を撮影した。 持ち帰ってからまるまる2週間以上かかったが、追熟は成功したようだ。途中でもう捨ててしまえとも思ったが、念のためにまだ水張りを続けてきた効果はあった。 |
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