2005年6月22日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 ホシアンズタケの胞子(a〜j)は、鮮明な映像を得るのが難しい。球形で表面は鈍頭の突起に被われている。強いヌメリをもったきのこでも、ナメコとかモエギタケは簡単に胞子紋がとれる。しかし、ホシアンズタケの胞子紋を取ろうと思って、柄を切り離した状態の傘をスライドグラスなり、紙なりに一定時間放置しても、まったく胞子紋がとれないことがしばしばある。
 今朝はホシアンズタケの胞子をいくつかの条件の下で撮影して遊んだ。スケールは入れなかった。(a)はいわゆるドライマウント、(f)はフロキシンで染めてからドライマウント。ドライマウント状態で観察すると、胞子表面の状態は比較的わかりやすいが、映像は不鮮明になる。
 (b)と(c)は、水でマウント、(d)と(e)はその状態のままフロキシンを加えたもの。それぞれ、合焦部を胞子表面(b, d)、輪郭部(c, e)にして撮影した。(g)〜(i)はフロキシンで着色したエタノールでマウントして、合焦部を少しずつずらしたもの。(f)は光の入射角度をずらせたものだ。

日( )
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