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顕微鏡撮影には、長いことNIKONのCoolpix9xxシリーズを使っていたが、昨年7月にNIKONのD100に変更して、ほぼ1年弱が経過した。メーカー純正のデジタル撮影装置を使えば、鮮明な画像を楽に得られるのだが、非常に高価で個人が購入できる価格ではない。 D100を利用することにしたのは、コントローラを含めたフィルム式の顕微鏡撮影装置が、安価に多数出回ってきたことによる。かつて50〜120万円したものが、Yahoo!オークションなどで、1万円前後で入手可能となった。若干の改造が必要なケースもあるが、カメラ装着部がニコン標準のFマウントのタイプならば、そのままデジタル一眼を装着できる。ニコンのデジタル一眼の中では、D100は現行機種や中古機種を広く見渡したとき、顕微鏡撮影には絶好の機種だった。ありがたいことに、千葉県立中央博物館のFさんが人柱となってくれた。 ところが、昨年1万円弱で入手した専用撮影装置は、別途入手した撮影用レンズとの相性が悪くて、正確なピント合わせに苦労してきた。微妙なところでピントが甘いのだ。そこで、しばらく前から、ライブビューカメラのOlympus E-410を追加して、両者を比較しながら使ってきた(a, b)。 |
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D100では、カメラ側はマニュアルでBULB状態とし、すべての操作を専用コントローラ側で行う。コントローラの潜望鏡による合焦は気休めに過ぎず、正確なピント合わせが難しい。撮影結果をモニタリングしながら、合焦点付近で何枚もの無駄撮りをせねばならない。さらにコントローラの露出はフィルム基準なので、最適値を見いだすには試行錯誤が避けられない。 一方、E-410ではAC電源を使えないことが最大の欠点であるが、カメラ側のプログラムモードが使えるので、絞り開放状態における露出(シャッター速度)はほとんど気にしないですむ。コントローラは開放状態にして、カメラ側ですべての操作を行う。ピント合わせは楽だ。 ニコン系三眼部の鏡筒に合う直筒があれば楽だ。オリンパス顕微鏡の三眼部であれば、Vixenの直筒を利用できるが(雑記2008.1.24)、ニコンの鏡筒に流用できる市販品はなさそうだ。しばらくは、現在の撮影装置をアダプタとして使うことにした。 |
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