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日曜日に栃木県の石灰岩峰で採集した茶褐色の菌核菌はその日の内に検鏡したが、撮影はしなかった。今朝、改めてプレパラートを作って撮影した。キンポウゲ科につく菌核菌(a〜c)と杉の枝葉につく菌核菌だ(d〜f)。後者は前者より子嚢も子嚢胞子も小さい。 |
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キンポウゲ科につく菌核菌はアネモネタマチャワンタケとしてよいと思うが(雑記2003.4.13)、杉の枝葉に着く菌核菌は、子実層托実質が円形菌組織ではないから、2年前の2月に観察したものとは違うのかもしれない(同2007.2.15)。 杉枝から出た菌核菌は円盤の径が8〜15mmと比較的大きいので、そのまま手でつかみ、直接カミソリをあてて切り出したが、やはり薄くは切れなかった(d)。ピスを使うなり、実体鏡の下で切り出せば、薄く切るのはずっと楽だろう。そのまま倍率をあげても暗くて見にくいので、改めて簡易ミクロトームで薄切りし、それを軽く押しつぶしてメルツァーで封入した(e, f)。 |
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