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デジタル一眼レフによる顕微鏡撮影システムを変更した。Micronet 製の NY-1S を使うことにした。これまでは、当初銀塩カメラ専用の複数ボディ装着型撮影装置 HFM と専用レンズ(Nikon CF 5x)を使い、今年の1月20日からは専用直筒を使うようになった(雑記2009.1.20)。 2007年の Nikon D100 に始まり(雑記2007.7.21)、Olympus E-330 ( or E-410) に変更して昨日まで使ってきたが(雑記2008.6.14)、撮影時の画角が不満だった。双眼部でみえる視野のうち、中央部の 40〜50% 程度の画角でしか撮影できなかった。これは、3.3倍の撮影用 CFレンズが入手できれば解決できる問題だが、探す手間が面倒になった。 |
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新旧両システムできのこの胞子とコケの枝を撮影してみた(a〜d)。新しいシステムは画角が広いので、双眼部との違和感が少ない(a, c)。旧システムの画像(b, d)の画角を、緑色と赤色の枠で囲ってみた(a, c)。対物ミクロメータを 油浸対物100倍で撮影して、10μm 長のスケール(青線)を書き加えた。新旧両システムでは、スケールもかなり違う。 安価な顕微鏡撮影装置として一眼レフボディを使うのはあまり賢くないのかもしれない。低振動モード(Olympus)、ミラーアップ(Canon)や手ぶれ補正などを使っても、シャッターを切るときの振動が馬鹿にならない。コンパクトカメラ P6000(Nikon) と Micronet のアダプタ NY-P6000 を用いる方がはるかにきれいな画像を得られることも分かった。 |
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