2009年4月2日(木)
 
カシタケのミクロの姿
 
 先日採集したカシタケを捨てる前に検鏡した。大部分は食用に回してしまったので、残っていたのは崩れたり虫が多量に発生したもの数個体だけだった。
 
(i)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(a) 胞子、(b) ヒダ切片、(c) 同前:フロキシン染色、(d) 縁シスチジア、
(e) 側シスチジア、(f) 側シスチジア、(g) カサ上表皮、(h) 担子器

  全体にヒダはかなり崩れていたが、とりあえず薄片を切り出した。水道水で封入した後(b)、フロキシンで染めて(c)、縁シスチジア、側シスチジアなどを確認したのち(d, e)、KOHを加えて押しつぶした。バラしてから、シスチジア(f)、担子器(h)などをチェックし、カサ上表皮をみた(g)。カシタケのミクロの姿をみたのは、久しぶりのことだった(雑記2007.3.16)。

日( )
HOME