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一年ぶりに、先日採取したカシタケを検鏡してみた(雑記2009.4.2)。かなりいい加減な保管をしていたため、乾燥しきったヒダには泥がつまり、カサ表面にも泥がこびりついていた。幸い胞子だけは、カバーグラスに胞子紋をとったものが残っていた(a)。 スライドグラスにヒダを寝かせて縁をみると縁シスチジアがみえる(d)。何枚かの横断面をみても(b)、縁シスチジアははっきりしないが、側シスチジアは捉えられた(c)。ヒダを3%KOHでバラしてフロキシンで染めるとシスチジアが明瞭になった(e)。カサ表皮は水で封入してもはっきりせず(f)、KOHで封入すると、脱色してしまったが菌糸の様子は明瞭になった(g)。 |
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調合から2年間ほど経過した試薬を使って(j)、呈色反応をみた。たいていはグアヤクを滴下するとたちまち緑色になるのだが、5分ほど経過してやっと変色した。フェノールの反応が出るまでにも5分ほど必要だった(h, i)。どうやら試薬を作り直さねばならないようだ。 | |||||||||||
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