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富士山は針葉樹林が広範囲に広がっているので、ちょっと歩けばすぐにヘラタケやコゲエノヘラタケにであうことができる。この仲間は、保育社図鑑ではテングノメシガイの仲間に入っているので、出会うととりあえず採取して観察したり、標本にもしてきた。 |
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これまでの雑記でも、ヘラタケは2006.8.27の雑記で、コゲエノヘラタケは2009.8.21の雑記でもミクロの姿を記している。今日の雑記には、胞子単体の画像は出さなかったが、両者共にまるで回虫か線虫のような姿をしている。子嚢はともに非アミロイド。
こうやって両者を並べてみると、あらためて光学顕微鏡の無力さを痛感する。光学顕微鏡による観察からは両者には差異はほとんどない。同様のことは、テングタケ属にもいえる。せいぜい胞子がアミロイドか否かくらいの違いしかない。胞子のサイズには変異が大きい。種の同定に関しては、顕微鏡観察はほとんど必要ない、あるいは無駄に近い。 |
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