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杉と檜の入り交じった林には相変わらずヒノキオチバタケがよく出ている(雑記2012.5.28)。5月に採取した子実体はかなり乾燥していて、胞子紋を全く落とさなかったので、あらためて採取してきた(a〜c)。柄の表面は無数の毛で覆われている(d)。新鮮な子実体だったので胞子紋はたっぷり落ちた。胞子は非アミロイド(e, f)。 小さくてヒダは少なく幅が狭いので、縦断面の切り出しはなかなか上手くいかない(g)。ヒダの先端を拡大してもシスチジアの様子がよくわからないのでフロキシンで染めてみた(h)。KOHを流し込んで軽く押しつぶすと、面白い形の縁シスチジアがはっきりしたが、画像として鮮明には捉えられなかった(i)。柄の表面(j)やかさ表皮(k)にも似たような姿のシスチジアがある。カサやヒダや柄の菌糸にはクランプが頻繁に見られる。担子器は多くがベーサルクランプを持っていない(l)。 |
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いわき市でも少し高所ではまだきのこはほとんど見られない。昨日も標高500〜600mの緑地帯や林道周辺を歩いてみたが、ほとんどきのこの姿はなかった。一方、標高100m近辺ではウスタケ、アミタケ、アメリカウラベニイロガワ、キリンタケ、コブアセタケなどが見られた。 | |||||||||||||
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