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先日ツチカブリとして掲載したきのこ(a〜c)は、どうやらアオゾメツチカブリとするのが適切のようだ(雑記2012.8.8)。現地で薄暗い中、乳液が白色からじわりと灰白緑色に変わったようにも見えたが、はっきりしなかった(b→c)。そこで「広義の」ツチカブリとして扱っておいた。 今朝あらためて冷蔵庫から出して縦断してみると、ヒダはとても密で(k)幅が狭い(d)。そのまま30分ほど放置すると乳液が灰白緑色に変わっていた(e, f)。硫酸鉄、グアヤク、フェノールによる呈色反応は、20分ほど経過してようやく鮮明になった(g〜j)。 ヒダの縁を見ると多数のシスチジアがあるので(m)、ヒダを切り出してみると縁に側にも同じようなサイズと形のシスチジアが多数ある(n〜q)。カサ表皮(r)はフロキシンで染めると明瞭になった(s, u)。傘シスチジアもヒダのシスチジアと似たような姿をしている(t)。柄の表皮もフロキシンで染めるとわかりやすくなった。柄にもシスチジアがある(v, w, x)。 |
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今日はなぜか久しぶりに多量の画像を掲げることになった。このところの激しい湿気で、顕微鏡の対物レンズにもカビが発生していた。とりあえずアルコール洗浄したが、以前よりかなり見えが悪くなった。今後のことを考えると由々しき問題なので、試し撮りのつもりで、今朝は多数の検鏡写真を撮ることになった。対物レンズの調達は当分難しそうだ。 | |||||||||||||||||||||||||
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