2013年8月22日(木) |
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先日オクヤマニガイグチを覗いたので(雑記2013.8.19)、今朝はそれに酷似するとされるコビチャニガイグチで遊んだ。サンプルは8月17日に石森山で採取した標本だ。
コビチャニガイグチの管孔部実質もまたヤマドリタケ亜型であり、カサ表皮もオクヤマニガイグチにとてもよく似ている。コビチャニガイグチの組織をKOHで封入すると、シスチジアの大半は黄褐色に染まるが、その一方で全く変色しない側シスチジアもある。
コビチャニガイグチの肉は傷つけると赤変ないし褐変するとされるが、今回のサンプルでは明瞭な色の変化は見られず、長時間放置するとようやくわずかに赤みが増す程度だった。
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(a) |
(b) |
(c) |
(d) |
(e) |
(f) |
(g) |
(h) |
(i) |
(j) |
(k) |
(l) |
(m) |
(n) |
(o) |
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(a) 子実体、(b, c) 縦断面、(d) 孔口、(e) 管孔部断面、(f) 胞子、(g) 管孔部縦断面、(h) 管孔部実質、(i) 管孔部横断面、(j) 管孔部横断面、(k) 縁シスチジア、(l, m) 側シスチジア、(n) カサ表皮:水封、(o) カサ表皮:KOHで封入 |
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昨日は朝早く出かけるつもりだったが、起床時雨だったので中止した。昼過ぎには太陽がまぶしく輝いたが、日影は涼しかった。今朝は雨は降っていないので、出かけてみよう。 |
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