アオキオチバタケのカサの表皮細胞 | |||||||||||||
今年はアオキオチバタケの発生数がとても少ない(a)。あえて小さな子実体を選んで、裏を見ると横の脈絡枝がまだほとんどできていない(b)。胞子は非アミロイド(c, d)。子実体の断面を切るのに苦労して厚いプレパラートができあがった(e)。カサ表皮は面白い姿をしている(f, g)。小柄を付けた担子器がなかなか見つからなかったが(h)、クランプはいたるところにあった(i)。 カサ表皮には熱気球のような形で、上半部の表面に小さな突起が多数ついたような姿をしているが、これがとても潰れやすい。KOHでバラバラにしようとすれば、多くは簡単に割れたり潰れてしまう。カサ表皮はカサ肉から剥がれやすいので、これを剥がして上から合焦位置をずらしながら眺めて遊んだ(j〜l)。 左手のリハビリを兼ねて、今日はカサ径3〜4mmほどのとりわけ小さな子実体を切り出してみたので、プレパラート作りに難儀した。プレパラートの出来具合と画像の質をみると、以前のプレパラートの方が画像はずっと鮮明だ(雑記2012.5.10、同2009.6.2)。 |
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連日の雨降りが一段落してはや三日目。しかし、近郊の緑地や低山、寺社林などにきのこの姿はほとんどない。海浜の公園にもアミスギタケやヒトクチタケくらいしか見あたらない。 | |||||||||||||
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