尚仁沢遊歩道のきのこの続き | |||||||||||||||||||||||||
尚仁沢湧水への遊歩道で出会ったきのこの続き。アケボノアワタケ(a, b)、シワチャヤマイグチ(c, d)、ニガイグチモドキ(e, f)、ヤマドリタケモドキによく似たイグチ(g, h)、チャニガイグチに似たイグチ(i, j)、束生するイグチ(k, l)、シロテングタケに似たテングタケ属菌(m, n)、長い蕪状のツボをもったよくわからないテングタケ属菌(o, p)、ヒロハチチタケ(q, r)、タマゴタケ(s)、ミヤマベニイグチ(t)、ツエタケ(u)、ホオベニタケ(v)、カサが深緑色のヤマドリタケモドキに似たイグチ(w, x)をはじめ、このほか10数種の大型菌が出ていた。 分類とか種の多様性といったことに関心のある人にとっては、興味深いきのこが出ているように思える。今日取り上げた中では、(m, n)、(o, p)、(w, x)などはそういったきのこかもしれない。テングタケ属(m, n)のきのこの傘表皮に滑りはなく粉状で、イグチ(w, x)はカサの色だけではなくカサ表皮の構造がヤマドリタケモドキとかなり違うが証拠標本を残していない。 |
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尚仁沢の湧水群から上流は大部分が杉植林地できのこ観察には適さない。また、すぐ近くに広がる栃木県民の森もほとんどが杉植林地で面白みがない。 日光だいや川公園のきのこは端境期のようだ。数日前に大発生した痕跡が見られ、昨日朝はオクヤマニガイグチ、ミドリニガイグチ、チャニガイグチ、アメリカウラベニイロガワリ、シワチャヤマイグチ、アカヤマドリなどが幾つも見られたが、幼菌か老菌が多かった。 昨日の雑記で取り上げたイグチ類について、長野県のイグチ研究家のTさんからご教示頂いた。(c, d)はアシベニイグチ、(e, f)はモウセンアシベニイグチ、(g, h)はミヤマイロガワリだということだ。Tさん、ありがとうございました。昨日の雑記第一段の末尾にもその旨を補足した。 |
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