典型的なカワウソタケ | |||||||||||||
近郊の都市公園でソメイヨシノの老木にカワウソタケが群生していた。先月非典型的なカワウソタケを取り上げたが(雑記2015.11.5)、今回出会ったのは典型的なカワウソタケだ(a〜c)。重なりあったきのこにや周辺の材は胞子ですっかり黄褐色になっている。 カサ表面に指先で触れてそのままスライドグラスに指を置くと多量の胞子が付着した。それを検鏡した。孔口のサイズや切断面の様子は従前のそれと変わらない。子実層やカサ肉の菌糸を見るとまるで骨格菌糸や結合菌糸があるかのように見えるが、いずれも隔壁をもった原菌糸だ。 子実層托の菌糸を何ヶ所もバラしてようやく剛毛体らしきものを見つけた。いずれにせよ剛毛体はかなり少ないようだ。カサ肉の菌糸には細くて細かく枝分かれした結合菌糸のような特異な菌糸が多数ある。このタイプの菌糸は子実層托の菌糸には見られない。 |
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この肝心の時に必需品のブリキ製湯たんぽが二つダメになった。今朝ネット上で注文した。 |
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