ミヤマトンビマイの発生が悪い | |||||||
昨日も終日霧雨が降り続いて、いわゆる梅雨寒む状態だった。例年だと国道の杉並木にミヤマトンビマイが発生し始めている頃だ。そこで、近くの日光杉並木街道(国道119号線)で随所に車を停めては、スギの老木の根元を観察して回った。標高350mあたりから600mあたりまで5〜6ヶ所で延べ2時間ほど見て回ったが、結局一つとして発生を確認できなかった。 そこで、東照宮脇の滝尾神社の杉並木まで足を伸ばした。ここでは5月20日にすでに複数の幼菌の発生を確認し(雑記2016.5.21)、6月2日までは順調に成長していた(同2016.6.3)。しかし、6月9日頃にはほとんどの幼菌が崩れ始めていた(同2016.6.10)。 滝尾神社の杉並木では、これまでに確認していた幼菌はすべてが死滅していた。そして、新たに発生したミヤマトンビマイの幼菌は標高800mあたりで数個確認できただけだった(a〜c)。この近くでは、アシナガイタチタケらしきものをいくつか見たが(d〜f)、他にきのこの姿はなかった。 |
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雨の中杉の樹下を歩くのは結構しんどかった。長靴を履いても膝までビッショり濡れた。 | |||||||
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