二宮林のホウライタケ属 | |||||||||||||
先日(3/12)二宮林で採取した担子菌を覗いてみた。一週間ほど放置していたところ、すっかり乾燥して小さく硬くなっていた。0.3%程度のKOHにしばらく浸してから切片を切り出した。 ヒダは疎で脈絡膜も見られる(a)。ヒダは垂生(b)で胞子は非アミロイド(c)。ヒダの断面を切り出してみると、縁の周辺(d)にもヒダの側(e)にもシスチジアがある。フロキシンで染めてカサと一緒に切り出してみた(f)。シスチジアは先端に球をつけたような棍棒状だ(g)。担子器の基部にはクランプがあるように見える(h)。カサ表皮は球形から卵形の細胞がいくつか連なって柵上になっている(i〜k)。担子器にはクランプがある(l)。どうやらMarasmius(ホウライタケ属)のようだ。 [追加と修正:pm5:00] このきのこはMarasmiusではなくGloiocephala属のスギカワタケ(Gloiocephala sp.)らしい。大阪のSさんからの指摘で判明した。Sさんありがとうございます。 |
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「こけ雑記」の「観察覚書」にカヤゴケを追加した。 昨日は「日光市民の日」だった。この日はいつも市営の公共施設が無料になるのだが、今年に関しては一日ずらして祭日の今日が施設無料の日となった。市営温泉が非常に混雑する日でもある。昨年はこの日に足尾の銅山観光を楽しんでいる(雑記2017.3.21)。 |
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