2019年5月6日() 男体山登山:五合目からの富士山よりきつい
 昨日は男体山(alt 2,486m)に登ってきた。前日二荒山神社の前を通過した時に200台にも及ぶ登山者の車を見たことが刺激になり、急遽登りたくなり歩いてきたものだ。
 男体山は二荒山神社の御神体となっていて(a)、上るには登拝料500円を納めなくてはならない。登山道は一部の林道歩きを除いてほぼ一直線に急な斜面を歩いて山頂に向かう。この日のデータロガーの記録を見るとその様子がよくわかる(b)。

 am5:40に自宅を出て、am6:10頃に湖畔の二荒山神社中宮祠に到着すると、すでにどこの駐車場も満車だった。かろうじて奥の方にある第一駐車場の空きスペースに車をとめた。本来の駐車スペースではないが、他車の迷惑にならない場所なので苦情は出ないと判断した。
 社務所で登拝手続きをして500円を払い(c)、歩き始めたのはam6:30だった。石の階段(d)の先は太い角材の階段(e)を進み、ようやく土の道となる(f)。しかしこれがとても急で斜面をまっすぐ登るので意外としんどい。やがて林道部分を歩くことになるが、この部分が唯一息抜きの道かもしれない(g)。この先は再び急斜面の直登となり(h)、岩だらけの道を進む(j)。眼下には中禅寺湖が足の下に広がっていた(i)。五合目あたりから先は大きな岩がゴロゴロした急斜面となる(k, l)。
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 岩と氷の急な道を進み、八合目の滝尾神社を過ぎると(m)、やがて一面雪の斜面となる(n)。登りはなんとかなっても下りが非常に危険なので、アイゼンを着ける人も多く(o)、自信のない人たちはここから引き返していた。この日は簡易アイゼン(ネジ釘スパイク)を持って行くつもりだったが、家に置き忘れてしまった。何とか下山できるそうなので、そのまま進んだ。
 雪原帯を抜けると溶岩のガレ場になる(p)。この部分を登ると山頂だ。am9:30に山頂の奥宮の鳥居をくぐった(q)。山頂台地には一部にしか残雪はなく(r)、神社奥宮の社務所(t)や銅像(u)があり、最高地点には大きな剣が建てられている(s)。
 よく晴れていたので、山頂からの眺望は素晴らしいものがあった。眼下には中禅寺湖や周囲の山々が全方向に展開していた(w, x)。ここで、ビスケット等を齧りながら30分ほど過ごしてam10:00頃に下山の途に就いた。車に戻ったのはam11:50だった。例によってやしおの湯で汗を洗い流してから帰宅した。自宅に着いたのはpm2:00少し前だった。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
(s)
(s)
(t)
(t)
(u)
(u)
(v)
(v)
(w)
(w)
(x)
(x)
 例によって登りでは休憩はとらず、水分や菓子類も口にしなかった。山頂では寒かった。下りも休憩なしで歩いた。八合目上部の雪原帯では一度滑って転んだが大勢に影響はなかった。ただ、初心者はアイゼンがなければ下りは非常に危険だと感じた。
 これまでに男体山には30〜40歳台の頃に、無雪期に数回、積雪期に2回ほど登っていて、日光に転居してからは昨年1度登っている(雑記2018.7.23)。一方富士山には富士吉田の駅前からや五合目などから、山頂には夏冬合わせて100回以上登っている。
 積雪期の富士山は積雪期の男体山よりはるかに厳しいが、無雪期に関していえば、五合目からの富士登山は男体山登山に比べると遥かに楽だ。男体山では山頂までほぼ直登が続くが、富士山で一部の岩場を除いて、登山道の大部分がジグザグ登りだからだろうか。


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