千手ヶ原・西ノ湖散策:その2 | |||||||||||||
月曜日(6/7)に奥日光を散策して出会った数少ないきのこを取り上げた。下界では何度も本格的な雨が降ったが、戦場ヶ原から千手が浜にかけた一帯は降水量がとても少なかった。そのため、地肌はからからに乾き、倒木も湿った状態のものはとても少ない。 こんな乾燥のなかでよくまぁと思ったのがタモギタケだった。数ヵ所でハルニレの立ち枯れや倒木から出ていた(a〜d)。少数だがナラタケ類(e, f)、ヒラタケ(g, h)、オオワライタケ(i, j)、キイロスッポンタケ(k)、チャワンタケの仲間(l)なども見られた。この他にもナヨタケ属、マツオウジ、アシナガタケなどが随所に見られた。
このほかに何とも奇妙なきのこに出会った。腐朽材から出ていて、全体がピンク色、カサ径25〜35mm、ヒダは柄に垂生でやや疎、カサ表皮は平滑、柄の表皮も平滑、とても強靭で、胞子紋はきれいなピンク色。胞子は楕円形から涙形で7〜8×4.5〜5.5μ。キシメジ科のArrhenia discoroseaというきのこらしいが、国内ではまだ未報告の種らしい。
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この日は早朝の赤沼駐車場にも結構な数の車があった(m)。西ノ湖は1/4ほどの大きさになり(n)、湖底を歩いて対岸に渡れた(o)。どこを歩いても春ゼミ(p)の鳴き声が凄まじく、騒音の域に達していた。抜け殻もいたるところで見られた(q)。 千手ケ原を歩いているときに、突然年配の女性から声をかけられた。ふだん早朝城山で時々出会う女性だった。奇遇だった。菖蒲が浜に向かう湖岸遊歩道からは、先月歩いた黒檜岳(雑記2021.5.16)がずっと見えていた(r)。 |
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全国各地で高齢者へのコロナワクチン接種が進んでいるというが、栃木県は全国的にも最低レベルといわれ、隣近所や、自治会、城山仲間、太極拳メンバーなど身近な高齢者数十人のうち一回目の接種を終えた人は一人もいない。わが身を振り返っても、「いつになったら予約可能となるか」を知らせる葉書を、7月末までに市から発送するという。第一回目の接種は早くても9月過ぎになるとも聞いている。 | |||||||||||||
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