「一般向き」表示は不適切だ:石裂山 | |||||||||||||||||||
昨日も早朝から晴天だった。早朝ブナシメジの炊き込みご飯を炊いた。これを握り飯にし塩鮭とタクアンを加えて昼飯にして、鹿沼市の石裂山を歩いた(a)。 am8:00頃に加蘇山神社の駐車場に車を駐めた。珍しいことに他には一台もなかった。最初にキヨスミイトゴケ(b)だらけの沢沿いの道を進む。数ヵ所に警告標識(c)がある。標識の設置年月こそ古いが、この山では転落事故がとても多い。 途中に休憩所が2ヵ所あり、上の休憩所(d)から行者帰シノ岩(e)という梯子と鎖場が始まる。この先は急傾斜で長い梯子や鎖場が次々と現れる。奥の院(h)への梯子(f)も結構急だ。梯子の間にダイモンジソウが咲いていた(g)。木の根や鎖にしがみついて急な岩場を登る場面がいくつも現れる(i, j)。登りきると東剣ノ峰(k)。ここから鞍部に下るには急傾斜で長い梯子を降りる(l, m)。垂直に近い梯子もあり緊張する。 鞍部からは急な岩場を登ると石裂山の頂に着く(n)。ここからは日光白根山を仰ぐことができた(o)。月山(p)までは比較的楽な尾根歩きとなる。ここで朝作った昼食をとった(q)。月山からの下りは、それまでの登りに比べると遥かに楽で安全だが、急傾斜の岩場や、梯子もあり気を抜けない(r)。pm1:00頃に帰宅した。 |
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先月歩いた岩山(雑記2022.9.14)や石裂山では、少なくとも年に数回の遭難事故があり、大部分は転落によるもので、多くは死亡事故になっている。両者に共通するのは、低山で歩行距離が短いことだ。そのためか、上述したように多くのガイドブックに「一般向き」と表示されている。昔の登山案内書では「上級者向き」と表示されていた。 現行のガイドブックの執筆担当者は本当に自分の足で歩いたのだろうか? これらの山を歩くたびにそう思う。また月山側から登って石裂山から下るのは非常に危険だ。どうしてもそうしたければザイルは必携だ。 |
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