猿岩の下降で右腕復活を確信:岩山 | |||||||||||||||||||
昨日ほぼ4年ぶりに鹿沼市の岩山を歩いた(a)(雑記2018.11.15)。昨年の6月20日に庚申山で遭難し、右の肩甲骨・上腕骨・肋骨を骨折、併せて右の腱盤断裂という怪我をした(たわごと2022.6.15)。このため長いこと右腕に力が入らず、動きも制約され、つい最近まで右手でぶら下がって体を支えることができなかった。 最近ようやく腕立て伏せを20回できるようになった。遭難事故以前は200回は楽勝だった。そこで、右腕復活の証として鹿沼市の岩山を歩いてみることにした。最後の猿岩の岸壁にかかる鎖場を降りられれば、右側の負傷は回復したことになる。下降にしくじれば大怪我か死亡は確実だ。 富士山公園の駐車場に車を駐めた(b)。日吉神社脇から遊歩道に入った(c, d)。杉林の中を少し進むと、最初の岩場が現れた(e)。ここから岩山の山頂までは岩場の上り下りの連続となる(f〜m)。低山だが厳しい岩場が連続する。 山頂(m)からの展望は素晴らしい(n)。岩山ノートと記されたボックスが設置されていた。以前は、山稜途中のベンチ(h)とかこのようなものはなかった。ボックスの中にはノートが4冊入っていた(o)。ここで昼食をとり(p)、このコース最大の難関である猿岩に向かった。警告標識は以前と変わらない(q)。ここからは古賀志山が見事だった(r)。 |
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ここから先は7本の鎖がかかる急斜面で、足場はほとんどなく、よく滑る一枚岩になっている。過去に何人もの死者を出している悪名高い鎖場だ。 [参考] 山好き店主の瞑想日記「春夏秋冬、日光を歩こう!」 猿岩について詳述
最初の鎖場から下を覗くと底が見えない(s)。覚悟を決めていよいよ下降開始。靴底を岩に押し付けて体を起こしてじわじわと下る。鎖を乗り換える場面は特に緊張する。途中右腕が疲れて今にも墜落しそうになる。さらに2度ほど足が滑って、鎖にぶら下がってしまった。必死になって体制を立て直して、再び靴底を岩にベッタリつけて体を起こした。なんとか最後の鎖を乗り切ったときは心底ほっとした(s〜aa)。 |
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ゴルフ場を左下に見ながら登山道を進むと、やがて田園地帯に出た(ac)。やがて今歩いてきた岩山も見えてきた(ad)。車に戻ると、駐車場には他には一台の車もなかった。 とても暑い一日だった。冷や汗、脂汗を含めて、全身すっかり汗びっしょりになった。 |
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