岩尾根は垂壁で終わっていた:古賀志山 | |||||||||||||
昨日宇都宮森林公園にある古賀志山に登った(a)。毎年8月にはカリガネソウと出会うことを主目的に奥日光の千手ヶ原に出かけてきた。6月に古賀志山を歩いたとき(雑記2023.6.4)、8月には古賀志山でも見られると聞いた。 昨日朝このことを急に思い出した。そこでam9:30頃米を炊いて握り飯を作り、古賀志山にでかけた。am10:30頃城山西小学校側から登山道に入った。途中には岩登りのゲレンデがある。一組のクライマーが練習に励んでいた(b, c)。20分間ほど見物した。 とても暑かったが山頂には数組の人たちの姿があった(d, e)。ここで昼食を取って(f)、これまで歩いたことのない踏み跡から下山にかかった。すぐに痩せた急傾斜の岩尾根になった(g)。そこを慎重に下りていくと猪落との標識があった(h)。尾根はますます急になり(i)、突然垂直の壁となった。木にしがみついて覗き込むと確保支点が見えた(j)。 一瞬慌てたが、気を取り直して岩尾根を登り直し、か細い踏み跡を恐る恐る辿った。岸壁下にたどり着いたとき、あぶら汗で衣類はびしょ濡れだった。そこから先程の岩尾根を振り返ると突如垂直の岸壁となっていた(k)。危うく命を落とすところだった。 古賀志山群の尾根筋周辺は急峻な岸壁で、全山が自然の要塞だ。迂闊に踏み跡に足を踏み入れるととんでもないことになる。この日の踏み跡もその一つだ(l)。この件ですっかり気が動転し、カリガネソウのことはすっかり忘れていた。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
HOME |