2024年9月10日(火)  コウボウフデ:龍王峡ではまだ、鶏岳では若い菌
 昨日はコウボウフデとクロカワの発生の様子を確かめるため、午前中に数ヶ所の観察地を回った。結果としては、龍王峡(a)ではコウボウフデはまだ殆ど顔を出しておらず、一つだけ菌蕾が出ていた(f)。ドクツルタケやシロオニタケがやたらに目立った。タマゴタケ(b, c)、ベニイグチ(d, e)がよく出ていた。
 鬼怒川の公園では赤色系のホウキタケ類(g)やハナビラタケ(h)が見られた。ここでもシロオニタケは大繁盛だった。鬼怒川温泉の裏山ではシロオニタケとアカイボカサタケばかりで、ニンギョウタケやアオロウジは陰も形もなかった。
 塩谷町の鶏岳に行ってみると、コウボウフデがかなり成長していた(j〜m)。先日見られたソライロタケやコンイロイッポンシメジ、ナスコンイッポンシメジは既に何処にもなかった(雑記2024.9.4)。ヤマビルに腕と首をやられた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 日光だいや川公園では小学生の遠足で大賑わいだった(n, o)。クロカワはまだ全く出ていなかった。ここでもシロオニタケは大繁盛だった。
 昼過ぎに帰宅すると、玄関柱の温度計は32℃を超えていた(p)。鬼怒川で採取したハナビラタケの虫抜きをして(q)、龍王峡から持ち帰ったコウボウフデの菌蕾を縦断してみた(r)。顕微鏡で覗くと多数の子嚢が見えた。


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