深い積雪に難儀した:高山 | |||||||||||||
昨日中禅寺湖畔に聳える高山に登った(a)。先日のリベンジだ(雑記2025.1.16)。午前8:25頃龍頭の滝上駐車場に着いた。数台の車が停まっていた。気温は−10℃(b)ですっかり曇っていた。靴を履き替え、ロングスパッツと簡易アイゼンを装着してam8:40頃歩き始めた。車にはワカンを乗せてはいたが、持たずに出発した(c)。 坂を超えると雪原になる(d)。このあたりで「しまった!」と思った。ツボ足で歩いているので、膝まですっぽり潜る。ワカンを取りに戻るか否か一瞬迷った。しかしツボ足のまま進むことにした。その先から急斜面になる。幸いロープが出ていた(e)。ズブズブ潜りながら尾根に出ると、中禅寺湖を見下ろすことだできた(f)。 |
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急斜面で突然左足が大きく滑った。脚を持ち上げてみると簡易アイゼンの鎖が切れて外れていた。まだこれから先は長い。戻るか進むか迷った。右足のアイゼンは効いている。左足はキックステップで進めばなんとかなるだろう。 雪はさらに深くなり、膝から腰まで潜る。急斜面を登りきり(g)、振り返るとそこには男体山(h)。山頂には誰もいない(i)。この日は予備のアイゼンは持っていなかった。山頂からの下りはとても急で片斜面となる(j, k)。危険極まりない。 何度も腰まで潜りながら慎重に慎重に下山し、峠まで下りた(l)。これだけの雪であればワカンを履いて歩くべきだった。また、左足はアイゼンなし。一般論から言えば、無謀そのものだ。確かにその通りで、今年最も緊張した。峠まで達するとほっとした。 |
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峠からは太郎山が正面にみえ、青空が広がり始めていた(m)。ここからは危険な急斜面はもうない。しかし雪は深くツボ足ではとてもつらかった(n, o)。高山入口バス停までたどり着いたときは心の底からほっとした(p)。緊張からか全身汗びっしょりだった。 ちょうど昼時だったので、握飯を頬張りながらハイブリッド道をたどった。しゃくなげ橋からは雪に覆われた川がなんとも美しかった(q)。12:40頃車に戻った。反省として、簡易アイゼンではなく、まともなアイゼンとワカンを装着して歩くべきだった。 いろは坂を下りた後、市営温泉やしおの湯でのんびりしてから帰宅した。 |
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