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2019年8月14日(水) チダケ料理を作ってみた
 栃木県人にとっては昔からチダケは特別なきのこだ。野生のチチタケが採れる時期にはスーパーの店頭に結構よい値段で生チチタケが並ぶ。その一方安価な価格の中国産乾燥チダケはほぼ通年売られている(雑記2015.8.10)。
 昨年まではたまたま多くのチチタケに出会うと採取して近所の知人・友人らへの土産にしていた。自分は栃木県民ではあっても栃木県人ではない。だからチダケを食う習慣はない。しかし10年ほど前からチダケうどんが好みの一つになった。
 カミコン(亡妻)の生前には年に数回はチダケうどんを作って食べたものだった。昨日は久しぶりに5〜6本のチチタケを持ち帰った。少し違った食べ方をしてみようと思い、ボールに水没させて虫抜きをしながらどう調理しようか考えた(a)。
 豚肉と野菜を一緒に煮てみることにした。まずきのこを細かく切ってフライパンで軽く炒めた(b)。これと豚肉の細切れを一緒にして鍋で煮た(c)。醤油とみりんと塩で味付けした。肉が煮えた時点でニンジン、大根、ジャガイモの三点を加えて(d)、落し蓋をした状態で10分ほど火を通した(e)。
 途中で味見をすると結構いけることが分かった。深皿に盛ってみるといちおう様になった(f)。夕食にはこの煮物と、焼いたシャケ、ナスとキュウリと大根の浅漬けを具にして、枝豆の炊き込みご飯を作った。野菜にチチタケの独特の味と香りが移り、思っていたよりずっと美味かった。この夜の食事内容もすべて自家製だ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)