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2001年6月20日
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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(h)
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(i)
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(f)
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(g)
(g)
(j)
(j)
 昨日東松山市で出会ったきのこで2種類とても気になるものがあった。一つはアセタケ属らしきもの(a)である。(b)はそのヒダ、(c)は傘を大きく開いた個体、(d)はそのヒダ、(e)はその胞子紋だ。柄が真っ白で根本が急に大きく膨らんでいる。胞子は星形(h)で厚膜シスチジア(i)を持っている。カブラアセタケによく似ているが、こんな真っ白な柄をもったものがあるのだろうか。
 今ひとつはノボリリュウの仲間(f)である。(g)はその柄の部分だ。微細な毛の様なものに覆われている。写真がよくないが胞子(j)はこんな形だ。クロアシボソノボリリュウだとばかり思っていたが、今ひとつはっきりしない。

[メモ] フォトアルバムにヒメツチグリとして載せてあるきのこはどうも違うものらしい。日本新産種の一つである「Geastrum fornicatum」ではあるまいか、とのこと。そのことをヒメツチグリの項に追加記述しておいた。

2001年6月19日
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
(e)
(f)
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(g)
(g)
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(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 東松山の森林公園に行って来た。非常に他種類のきのこが多数発生しているのに驚いた。キサケツバタケ(a)、ダイダイガサ(b)、クロハツ(c)、ヤグラタケ(d)、ニオイコベニタケ(e)、オオホウライタケ(f)、コテングタケモドキ(g)、ノウタケ(h)、カワリハツ、アセタケの仲間、ノボリリュウの仲間、テングタケの仲間が多数見られた。
 ザラエノハラタケによく似たきのこ(i)やマンネンタケ(j)も随所に見られた。特に美しいと思ったのは小さな小さなきのこたち(k, l)だった。他にもクサウラベニタケやらドクベニタケ、等々が色々見られた。

 先日写真を掲載した不明種について、井口 潔氏からていねいなご教示をいただいた。
 2001.6.16(l)についてはコガネヌメリタケ(Mycena leaiana (Berk.) Sacc.)だろうとのこと。傘にはヌメリがあり胞子紋は白色で、検鏡すると美しい黄金色のシスチジアが多数見られた。当初はMycena aurantiomarginata ではないかと疑っていたがヌメリが気になっていた。検鏡結果はスイスの図鑑Vol3.No320のそれとはかなり異なっており、次に疑っていたのがMycena leaiana (Berk.) Sacc.だった。
 2001.6.13(k)のクロハナビラタケの様に見える膠質菌については、ヒメキクラゲモドキの老熟した姿ではあるまいかとのことだった。

[臨時 緊急] 2001年6月18日
 
[写真を置いたプロバイダのサーバーダウン] 昨日画像ファイルをすべて移転したプロバイダのWebサーバが、今日のam11:00頃からpm5:00近くまでダウンしたため写真部分が一切表示できなくなってしまいましたご迷惑をおかけしました。ここに深くお詫びします。
 このプロバイダのWebサーバーは以前にも同じようなことが何度かあった。これまでのダウンは長くても2時間ほどで回復していた。再び今日の様な事態がまた発生しないとも限らないので、遙かに信頼性のある別の大容量プロバイダをさらに使うことにした。料金はやや高額だが過去の実績を信頼しての新契約の申込をした。

2001年6月18日
 
(a)
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(e)
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(i)
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(j)
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 早朝見沼に行ってみた。シワカラカサタケと思えるきのこ(a, b)がかなり出ている。(c)は傘裏の様子だ。コムラサキシメジ(d)はまだまだかなり発生しており、なかには(e)の様な巨大でおもしろい姿のものもある。切り株の根本にはアラゲキクラゲ(f)があった。キツネノタイマツ(g)が楽しい姿を見せて出てきた。チップからはナヨタケ(h, i)が出ている。ビロードヒトヨタケ(j)が一面に発生しているのもいつも通りだった。他にはハタケキノコ、ツブエノシメジ、ザラエノヒトヨタケ、ワタヒトヨタケ、ツマミタケ、サンコタケ、ザラエノハラタケによく似たきのこ等々を見ることができた。am9:00からの仕事に間に合うようにam6:30には早々に引き上げてきた。

2001年6月17日
 
[写真の引越実施] 6月に入ってからは写真ファイルが連日増大して、今現在使っているプロバイダのホームページ制限容量(50MB)にいよいよ迫ってきた。このままで行けば来週中には限界に達してしまう。そのことは以前からわかっていたので、ホームページ容量に制限のないプロバイダと別途契約してあった。今日の早朝、ホームページの構成を若干変更して、すべての写真ファイルをそこに移動した。写真引越後にあらためてホームページ使用容量を見ると、たったの4MBに過ぎない。移動した写真(.jpg、.gifなど約2000枚)ファイルは40MB以上に達していたことになる。この作業にともなってすべてのhtmlファイル中の画像リンク部分をすべて書き換えた。画像ファイルや動画ファイル、音楽ファイルなどが如何にスペースをとるのかをあらためて痛感した。
 この写真大移動にともなって、ごく一部に写真が表示されないようなトラブルが生じているかもしれない。なっといってもすべてをチェックすることなどできないのだから。

2001年6月16日
 
(a)
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(i)
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(j)
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(k)
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(l)
(l)
 日光に行って来た。色々なキノコが多数出ていた。その中のほんの一部だけしかここには記録できないのが残念だ。ヒダキクラゲ(a)はいたるところに見られる。地上生のタマチョレイタケ(b)が数ヵ所に見られ、掘ってみると大きな菌核(c)が出てきた。本体・菌核・二つに割った菌核を並べてみたのが(d)である。ホシアンズタケ(e, f)、タモギタケ(i)、キイロスッポンタケ(k)は例によって恒例のメンバーである。ヒロメノトガリアミガサタケは白色タイプ(g)と黄色タイプ(h)の両者を確認できた。マスタケ(j)の赤色は遠目にも鮮やかだった。(l)のきのこはセンボンクヌギタケだとばかり思って近寄ってみた。ところがヒダを見ると垂生でもなければ白くもない。結局現時点では名前はわからない。他にも、チシオタケ、アカチシオタケ、ヌメリスギタケモドキ、アミガサタケ、オオチャワンタケ、ヒラタケ、天然シイタケ、カヤタケ、ヒナノヒガサ、クヌギタケ、シロキクラゲ、フサヒメホウキタケ、等々実に多彩な顔ぶれだった。

2001年6月14日
 
 今日は珍しく二人一緒に科博の菌学講座を受講してきた。今日の講師は熊本と青森から出てこられたアマチュア研究者の方だ。受講者の多くは例によって顔見知り。講座終了後に大久保駅近くで軽く一杯やりながら歓談を楽しんだ。話題は当然(?)終始きのこにまつわることだった。仙台のAさんは相変わらず全国を飛び回っている。甲覃塾主宰のKさんも忙しそうな様子だ。午前中は少々退屈気味だったが、楽しい一日だった。

2001年6月13日
 
(a)
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(b)
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(l)
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 埼玉きのこ研究会の山崎さんと一緒に秋が瀬公園を歩いた。アラゲキクラゲ(a)、キコガサタケ(b)、ヒメヒガサヒトヨタケ(e)、キオキナタケの幼菌(g)、アンズタケ(h)、ノボリリュウ(i)、ツエタケ(j)などが見られた。(c)、(d)、(f)等のきのこが多数発生しているが同定できなかった。(d)はザラエノヒトヨタケだろうか。(f)は一見するとヒロハウスズミチチタケにそっくりだったが、ヒダがやや細かい。(c)のきのこはキオキナタケだと思うがはっきりしない。(k)のきのこは有毒のクロハナビラタケのようにも見えるが、たんに赤味の強いキクラゲの奇形なのだろうか。(l)はハナオチバタケに近い種なのだろう。あまりに美しかったので撮影したがピンぼけとなってしまった。
 先にヒダサカズキタケとしてフォトアルバムにアップしたきのこは、正しくはオリーブサカズキタケであると千葉の大作氏からていねいな指摘を受けた。調べてみると高橋春樹氏の命名によるオリーブサカズキタケ(Gerronema nemorale Har.Takahashi)に間違いないので修正した。大作さんありがとうございました。

2001年6月12日
 
 今日は特に新しいきのこにも出会わなかったので写真のアップはやめにした。きのこ屋さんから、「ヒトヨタケの仲間」といった表現でなくきちんとビロードヒトヨタケとかザラエノヒトヨタケなどと明記してほしいと、苦言を呈された。あぁ〜どうしたものかなぁ〜。この仲間は自信持って同定できないし....。
 青木 実氏「日本きのこ図版」とにらめっこをしながら、総索引の電子データ化作業にとりかかった。ワイルドマッシュさんが公開してくれたExcelファイルを使えることは大変ありがたい。ワイルドマッシュさんに感謝、感謝である。
 以前自分で作成していたテキストベースのデータと、このExcelデータを照合して、まず誤入力・誤植・欠番補充などの作業からとりかかることにした。図版の全巻をナンバー順に揃えて製本されている日野市のI氏に索引全体の校閲も引き受けていただいた。大変心強いことだ。でも、きのこシーズンも始まったことだし、完成するのはいつになることやら....。

2001年6月11日
 
(a)
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(b)
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(c)
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 今朝4:30〜5:00頃の見沼に出ていたきのこだ。キツネノタイマツ(a)、ツマミタケ(b)、サンコタケ(c, d)、ツブカラカサタケ(e, f)、コムラサキシメジ(g)、ツブエノシメジ(h)、キコガサタケ?(i)、イタチタケ類似のきのこ(j)、美しい繊細なきのこ(k)、ヒトヨタケ科(l)などが相変わらずでている。いずれも常連ばかりだ。相変わらず道の脇はヒトヨタケ科のきのこが群生しており足の踏み場もない。他にはツバナシフミズキタケ、ハタケキノコ、ナヨタケなどが見られた。朝食前の忙しい観察だった。

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