2005年1月18日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 ウネミケシボウズタケのミクロの姿を撮影した。今年の1月13日に千葉県外房の九十九里浜で採取したものだ(雑記2005.1.15)。持ち帰ってすぐに検鏡し同定は済ませていたのだが、撮影はしていなかった。疑問種は別として、ふだんは敢えて撮影まではしない。
 蓮沼村で採取したものは、最初からフロキシン入りエタノールでマウントした(a, b)。野栄町で採取したものは、最初エタノールのみで(c, d)、ついでコットンブルーで染色してみた(e)。ウネミケシボウズタケは、孔口部、外皮、胞子に際だった特徴をもつ。ちょっと見慣れると、外観だけでかなりの精度で同定可能だ(雑記2004.12.31)。ケシボウズタケ属の中では異例の存在だ。

 ケシボウズタケ属の検鏡に難しい技術はいらない。脆くて水気の多いヒダや管孔部を切り出す必要はない。だから、各種講座の講師を引き受けたり、意識して顕微鏡講座等を受講しないと、たちまち切片切り出しやら、試薬の使い方を忘れてしまう。

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