2020年8月19日(水)  この暑いのになぜ?:マスクをして山登り
 耐えがたいほどの暑い日々が続いている。行政機関やマスコミは新型コロナ感染防止のためとしてマスクの着用を強く薦めてきた。しかし人との接触がほとんどない状況ではマスクなど無用の長物に過ぎない。ましてやこの暑い危険な季節に。

 でも世の中不思議なことに、マスコミやお上の言うことに忠実に従う人たちが大勢いるようだ。今月前半だけでも、山を歩いていて毎回なぜ?と思える光景があった。
 太郎山に登った時のこと(雑記2020.8.6)、小太郎近くでマスクをした上にさらにフェイスシールドを装着して汗まみれになって登ってくる人に出会った。この日、このコースで6時間半ほどの間に出会った人は10人を超えることはなかった。
 女峰山に登った時のこと(同2020.8.8)、マスクをつけた二人連れが汗を拭き拭きして急斜面を上がっていた。山頂に着いてもマスクを外すことなく、じっと蹲っていた。山頂では5〜6人の登山者に出会ったが、他にはマスクをしている人は皆無だった。
 女夫淵から鬼怒沼に登ったときのこと(同2020.8.10)、汗で濡れて汚れたマスクをつけて歩く人に出会った。木道でこんにちはと挨拶されたが、マスクを通して汗臭い飛沫が飛んできた。この日はただでさえ疲労感が強かったので、非常に不愉快だった。
 八方ヶ原から剣が峰、大入道と歩いた時のこと(同2020.8.14)、大入道周辺を歩く人はただでさえ少ない。この日は3人しか出会わなかった。そのうちの一人が、ゼーゼーと息を弾ませながらマスクをして汗を拭きながらやって来た。

 なぜこういった状況でマスクが必用なのだろうか。ここにきてようやく熱中症対策との両立を言い出した。いわく、熱中症防止の為に人との距離が離れている場合は適宜マスクを外そう。なんとも当たり前のことを尤もらしく言っていることか。
 最近山に登った時に出会った異様な光景を取り上げたのだが、書いていて別のことに気づいた。よくまぁ、今月の前半はよく山に登ったことか。暑いので少しでも涼しい高地に避難しようという浅はかな魂胆のなせる業だったのだろう。



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