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2000年から2007年までは、撮影(→採取→検鏡→記載)したすべてのキノコについて、胞子紋をスライドグラスにとり、乾燥標本と共に保管してあった。多くの標本には番号だけを与えて、胞子紋にも乾燥標本にもその番号だけを記してあった。 これらは、腐敗事故やハードディスク損傷・バックアップ読み出し不能などの経緯により、大半の胞子紋と標本を失った(雑記2004.8.2)。昨日古いカメラやレコードプレーヤなどを整理したついでに確認してみると、いまだに胞子紋が500枚弱(a)、乾燥標本が数百個残っていた。 データ消失で番号ラベルしか記してなかった胞子紋や乾燥標本は廃棄処分してしまったので、残っているものは、番号ではなく覚書が記されたものばかりだ(b, d)。これらから胞子を少量かき取って検鏡すると、生時と代わらない胞子が見えた(c, e)。 |
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胞子紋は100枚入りの木製ケースに収めて保管してあった(a)。スライドグラスに付着させた胞子が多すぎると、箱の底に落ちて、蓋を開閉するときに他の紋標本に付着するおそれがある。落下でもさせれば、一箱すべてゴミとなる(同2003.12.31)。 コンタミ(汚染)を防いで安全に長期保管しようと思えば、個別にシャーレなどに収めるのも一法だが(f)、かなりかさばり、崩れやすい。それならば、むしろ胞子紋を白紙に取って、カビ対策をした状態で保管する方がよさそうだ(きのこの話題→胞子紋のこと)。 |
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