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今年もまたキンカク菌の季節がやってきた。ツバキキンカクチャワンタケは昨年の11月から毎月ずっと子実体をみせているが、最盛期はこれからのようだ。一方、ハンノキの樹下には、先週は非常に小さな子実体がごくわずかしかみられなかった。昨日さいたま市の秋ヶ瀬公園に行ってみると、非常に多数のキンカク菌が顔を見せてくれた。 ハンノキには多数の果穂が垂れ下がり(a, b)、その下の落ち葉を掻き分けると、多数のチャワンが現れ、一斉に胞子を放出した(c〜e)。2m四方に数百個の子実体があった。隣接する杉林では足元の腐朽木にヒラタケやエノキタケが散発的についていた(f)。 |
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1月末から2月はじめになると、ハンノキ樹下の落ち葉をどけてキンカク菌の発生を確認するのが年中行事となって久しいが、2007年にはこの時期全くハンノキ樹下に近寄らなかった。また、2005年と2006年は、他の年よりも2週間ほど発生が遅れていた。
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