2010年8月29日()
 
不精者の検鏡スタイル
 
 今月はきのこ・こけ・地衣の観察で、多いときには1日に30枚以上プレパラートを作った。でも、使ったスライドグラスは計1枚だ。消費したカバーグラスは10枚ほどになる。終日自宅に不在だった日を除いて、ほぼ毎日1〜2時間は顕微鏡を使っていた。
 ふだんは使い終わったスライドグラスにハァーっと息を吹きかけ、ティッシュでサッと拭き取って次のきのこに使う。胞子やシスチジア、カサ表皮などの確認目的であれば、多少コンタミがあっても大勢に影響がない。「雑記」用にはコンタミの少ない部分を撮影する。
 スライドグラスは汚れがひどくなったら中性洗剤で洗い、傷がひどくなったら捨てる。今月はまだいちども洗っていない。2005年頃までは、実際に毎週一度25〜30枚ほどスライドグラスを洗っていた(雑記2005.6.4同2003.11.17)。使い終わったカバーグラスはティッシュに消毒用アルコールを浸して拭き取ってまた使う。油汚れがしみついたり割れたら捨てる。
 今年もすでに8ヶ月を経過したが、スライドグラスを洗ったのは4〜5回ほどだろうか。それぞれ3〜4枚程度。傷だらけになったために捨てたスライドグラスは4〜5枚。この間に、きのこ240種ほど、コケ160種ほど観察しているが、消耗したカバーグラスまだ1ケース(200枚)に充たない。建前と現実、というより無精がますます進んだのだろう(同2006.12.13同2006.12.16)。

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