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富山県氷見市の古いしいたけほだ場で採取したきのこである(a, b)。胞子紋は赤みを帯びた褐色、胞子は平滑、発芽孔はみられず(c)。縁シスチジアは縁に房をなして連なっている(d)。円柱状から棍棒状で無色透明、内容物のあるものもみられる(e)。側シスチジアはみられず。かさ上表皮は厚壁、茶褐色の色素をもつ球形細胞が房状に立ち上がっている(f)。担子器は4胞子性、基部のクランプは確認できなかった(g)。子実層托実質は並列型(h)。柄にもシスチジアがみられる(i)。かさ肉、上表皮、縁シスチジア基部、ひだ実質にクランプがある(j)。 本郷図鑑の検索表からはモエギタケ科スギタケ亜科、ヒメスギタケ属 Phaeomarasmius、ヒメスギタケ P.erinaceella としてよいようだ。過去の「今日の雑記」を検索するとヒメスギタケを題材に本郷図鑑での検索の流れを克明に書いたものを見つけた(雑記2007.9.30、同2007.9.29)。久しぶりに種名までたどりつくことができた。 (Y. A.) |
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今日はこれから岡山行き。久しぶりの新幹線だ。今日明日の二日間、岡山理科大植物園できのこ観察会。懐かしいメンバーと再会できる。帰宅は明日の夜の予定。 (I. A.) | |||||||||||
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